デイケアや、デイサービスという言葉は、
日頃から何気なく耳にしていると思いますが、
この2つの違いを皆さんはご存知ですか?
私自身も、最初は違いがよく分からず、
どちらも介護を受けるものだと思っていましたが、
そうではないことが分かりました。
今日は、デイケアとデイサービス、そして、
デイケアの基本的な情報から、創作活動に至るまでを
分かりやすくご紹介します。
デイケアとは?
デイケアとは、基本的に、
通所リハビリテーションの事を言います。
主に行われている場所は、病院・介護施設・診療所
であり、疾患による言語の回復から身体機能の維持、
そして、痴呆の改善に至るまでを目的としている
ケースが多くあります。
他にも、高齢者を対象とするようなデイケアではなく、
精神的なリハビリを主とするデイケアも、数多く存在
しており、精神科や、心療内科でも取り扱うところが
増えています。
デイサービスとデイケアの違い
何となくネーミングも似ているので、
よく分からない方も多いと思いますが、
この2つは似ているようで目的が異なります。
まず、デイサービスは、通所介護を主にしているので、
- 入浴介助
- 食事提供
- コミュニケーション
このような事を重視している施設が、多く見られます。
先程もお話したように、デイケアは、あくまで
『リハビリ』が目的なので、『介護』を主とした
デイサービスとは趣旨が大きく異なります。
施設によっては、
あまり内容が変わらないようなものもありますので、
そこが混乱を招くポイントにもなっているようです。
デイケアの料金は?
基本的に、デイケアの料金は、
介護度により大きく異なります。
たとえば、要介護5の方が、半日デイケアを使用した
場合は、およそ1,300円の基本料金+オプション
というように、人により、受けたサービスで、
料金が変動するのです。
また、施設によっても料金が前後しますが、
以下のようなオプションサービスを、
一般的に受けることができます。
- 入浴
- 個別リハビリ
- 食事
- その他
デイケアは認知症でも受けることができる?
認知症の方がデイケアを受ける場合は、
専門の認知症デイケアというものが存在します。
基本的には、デイケアは通所になるので、
在宅療養で快適に過ごせるように、
必要なケアをサポートしてくれます。
認知症デイケアの特徴としては、
- 専門知識をきちんと持った職員がサポート
- 認知症の改善に向けてのレクリエーション
- 家族を交えての勉強会
- 創作活動
このようなことが主に行われています。
現在、認知症デイケアに通う方は、
とても増えています。
施設ごとの特徴は?
デイケアを行っている施設は、全国にとても多く
存在しており、各施設ごとの特色として、
職員が考案したオリジナル体操などを
取り入れる施設が増えています。
施設を選ぶ際は、このような特色にも重点を
置いてみると、より『自分』または『家族』に
合った施設を選ぶことができるでしょう。
デイケアの創作活動とは?
デイケアでは、さまざまな創作活動をしています。
手先を主に使うような、
- ちぎり絵
- 折り紙
- 染物
- プラモデル
- 陶芸
など、幅広い創作活動を取り入れているところも
多く有り、作品展などを行っている施設もあります。
これらの創作活動は、脳トレとして、
リハビリの一環にもなります。
最後に、まずは悩まずに相談しよう
家族をデイケアに入れたいけれどよく分からない
料金が高そうで行動になかなか移せない
本人が行きたくないと言っている
このように悩んでしまい、
なかなか一歩を踏み出せない方も多くいます。
また、先程も少し取り上げましたが、ご家族が
認知症になってしまい、どのように接したらよいのか
わからないという方も多くいますので、まずは専門医に
相談して、認知症の知識を得ることが大切です。
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