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肺気胸の症状と対処法!放置せずにしっかり治療を!!

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原因不明であることも多く、
気づかれにくい病気の1つに、
肺気胸(はいききょう)というものが
あります。

なんだか息苦しいなどという感覚は
あるものの、大したことだとは考えずに
放置した結果、重篤な事態に陥ることも
ある恐ろしい病気です。

では、そんな肺気胸では、
どのような症状が現れ、
どう対処すれば良いのでしょうか?

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肺気胸の症状

肺気胸という病気は、肺や胸腔壁(きょうくうへき)
という部分に、何らかの原因により、
穴が開いてしまうことで起こります。

その穴から胸腔内に空気が侵入してしまうので、
肺が圧迫されます。

すると、肺が機能障害を起こしてしまい、
貧血や、血圧低下、胸が痛むといった
症状が起こるようになります。

さらに放置することで症状が進行すると、
息苦しくなり、呼吸困難を起こしてしまう
こともあります。

あまりにも放置していれば、
最終的には命にも関わる事態を引き起こす
恐ろしい病気なので、注意が必要です。

肺気胸が起こる原因

肺気胸が起こる原因の1つとして
あげられるのが、外傷によるものです。

交通事故やスポーツ時の事故によって
肺に穴が開いてしまうことで起こります。

ですが、このような原因が無くても、
自然に肺気胸を起こしてしまった、
という例が非常に多いのです。

原因不明のこのような症状を、自然気胸と言い、
肺気胸の中でも、最も一般的なものとなっています。

自然気胸が起こる原因として、
身体の急成長や体型などが関係している
ということも言われていますが、
今のところ、はっきりした原因は分かっていません。

肺気胸を予防するには?

原因不明で発症することも多い肺気胸ですが、
間接的な事も含めれば、予防することが
全く不可能というわけではありません。

では、どのような人に肺気胸が起こりやすく、
どう予防していけば良いのでしょうか?

まず、肺気胸が起こりやすいと言われているのは、
10~20代の痩せ型の男性です。

特に胸板が薄い人には起こりやすい
と言われています。

ですが、これはあくまでも一例であり、
実際には、女性でも、胸板の厚い方でも
起こった例はたくさんあります。

間接的ではありますが、予防法としては、
毎日の食事で、バランス良く
栄養を摂ることを心がけることです。

なぜなら、栄養は、肺の細胞を作り出すのにも
必要だからです。

特にタンパク質は不足しないように、
意識して摂取しましょう。

それから、肺に負担をかけるようなことは、
できるだけ避けたほうが良いですね。

その代表的なものがタバコです。

禁煙を心がけることが、
肺気胸の予防にもつながります。

一度でも肺気胸の症状を引き起こしたことがある方は、
スポーツも気を付けて行わなければなりません。

肺に負担がかかるようなスポーツは、
ほぼ無理になってしまうので、
ウォーキングやサイクリング程度の
運動をするようにしましょう。

また、ストレスや睡眠不足といった要因も、
肺気胸の原因になる可能性があります。

これらの面にも気を付けて、規則正しく
ストレスの無い生活習慣を心がけましょう。

肺気胸の治療方法について

もし、気を付けていても肺気胸になってしまったら、
すぐに専門医の治療を受けることが大切です。

では、肺気胸の治療方法とは、
どのようなものなのでしょうか?

まず、初期段階で行われる治療方法の1つが、
胸腔ドレナージというものです。

これは、胸腔内に溜まった空気や、
傷から漏れた体液を排出するために行います。

管を通して排出するという治療法で、
初期段階ではこの方法で症状を改善し、
症状が軽ければ自然治癒します。

ですが、症状が重い場合には、
手術による治療が必要となります。

肺気胸の手術にはいくつかの方法があり、
傷口を塞いだり摘出したりする方法で
根治を目指します。

ですが、いずれの方法でも、
肺気胸は1度症状を引き起こすと、
何度も再発してしまうのが特徴です。

できるだけ予防するための
生活習慣に気を付けながら、
うまく付き合っていくことが大切ですね。

まとめ

肺気胸は、軽度であれば
自然治癒することもある病気です。

ですが、少しでも、息苦しいなどの
症状を感じた場合には、
『肺に穴が開いているかもしれない』
という恐ろしい事態を想定して、
すぐに診察を受けましょう。

外傷が原因ではない肺気胸は、
健康的な生活習慣を心がけることで、
間接的ではありますが、
防げる可能性のあるものです。

栄養面や睡眠など、十分注意して、
健康的な生活を送るようにしてみましょう。