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パニック障害の症状をチェック!原因と治療法は?芸能人は?

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パニック障害は、誰にでも起こりうる病気です。

芸能人の方にも悩まされる方が多く、
有名なところで言うと、
長嶋一茂さんや堂本剛さんなどが挙げられますね。

ですが、病名を知っていても、
何が原因でどんな症状を起こす病気なのか
知らないという方も多いでしょう。

そこで、そんなパニック障害について、
詳しく紹介していきます。

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パニック障害の主な症状

まず、パニック障害という病気になった際に、
自覚しやすい症状の1つが
『パニック発作』といわれるものです。

突然大きな不安恐怖感に襲われ、
さらに激しい動悸呼吸困難に見舞われます。

そのため、
『頭がおかしくなってしまったのでは?』
とか、

『このまま死ぬかもしれない』
という不安がさらに募ってしまうのが特徴です。

このパニック状態は短時間で治まり、
1時間もあれば完全に解消されます。

中には、動悸や呼吸困難以外に、
吐き気目まいなどの症状を伴うこともあり、
体の異常だと考えて救急車を呼ぶ人も少なくありません。

ですが、検査をしても体には異常がないため、
パニック障害による発作だとは
気付かれにくいのが現実です。

また、パニック障害のもう1つの症状として、
予期不安というものが挙げられます。

これは、
また発作が起こるのではないかという不安に襲われ、
常に心がリラックスできないような状態が
続いてしまうことです。

この予期不安は、パニック発作の再発にもつながり、
互いに作用し合って、悪循環となってしまいます。

それから、パニック障害に悩む多くの人が経験するのが、
広場恐怖という症状です。

パニック発作が起こった場合に、
すぐには助けを求められないのではないかという場所に
大きな不安を抱いてしまいます。

広場というのは、
繁華街のような人の多い場所であったり、
電車であったり、エレベーターであったりと、
ただの広い場所というわけではありません。

発作が起こった時に逃げ出せないような場所全般に、
不安を抱いてしまいます。

パニック障害のセルフチェック法

パニック障害の場合、
身体的な検査による異常が無いため、
なかなか自分がパニック障害であるということに
気付けない場合も多々あります。

なんとなく『パニック障害かな?』と
思いあたるところがあったら、
以下の項目をチェックしてみてください。

  • いつも不安に駆られている
  • よく眠れない
  • 強いストレスを感じている
  • 常に仕事などに追われる感覚がある
  • 他人の視線が気になる
  • 突然、動悸が激しくなることがある
  • 大きな悩みがある
  • 自分がどう評価されているか気になる
  • 将来に不安を感じる
  • 毎日を楽しめない
  • 野心がない
  • 時々大声で叫びたくなる
  • 突然大きな不安に襲われる

これらのチェック項目に当てはまることが多いほど、
パニック障害である可能性は高くなります。

思い当る症状がある方は、適切な治療を受けましょう。

パニック障害の原因と治療法

パニック障害を起こしてしまう原因には、
まず1つ目に、本人の性格の特徴が考えられます。

ストレスを強く感じてしまいやすい性格の方は、
パニック障害になる可能性が高くなるといわれています。

ですが、パニック障害は、
遺伝性のものや、先天的なものではありません。

元々のストレスに弱い性格に加えて、
仕事や人間関係などの面で大きなストレス
加わることにより、症状を引き起こすものなのです。

強いストレスが脳に加わることで、
脳は誤作動を起こしてしまいます。

ノルアドレナリンという
交感神経を興奮させる物質が過剰に分泌され、
それが、パニック障害の症状を
引き起こしてしまうようになります。

さらに、このノルアドレナリンの分泌を抑える働きをする
セロトニンという神経伝達物質が不足していると、
よりパニック障害を起こしやすくなってしまいます。

セロトニンに関して詳しくご覧になりたい方はこちらをどうぞ

セロトニンと上手に付き合うコツ!セロトニン症候群とは?

つまり、パニック症候群は、
大きなストレスを長期間にわたって受け続け、
それが脳に誤作動を引き起こしてしまった結果、
現れる不調だといえますね。

そんなパニック障害の治療法では、
抗不安剤抗うつ剤といった薬を
服用する方法が代表的です。

これらの薬の中には、
脳内のセロトニン量を増やすことで、
心に安定をもたらしてくれるものもあります。

心療内科や精神科などで、
適切な薬を処方してもらうことで、
不安を和らげることができます。

また、これに加えて、
『認知行動療法』という方法も用いられます。

これは、ストレスを感じるような考え方を修正して、
より良い行動に移していくという治療法で、
根本的な治療を目指します。

認知行動療法では、
段階的に気持ちを整理していくことができるので、
特に広場恐怖に対して高い効果を発揮します。

これら以外にも、運動を積極的に行うことで
セロトニンの分泌量を高める治療法や、
漢方を使った治療法など、様々な治療が行われています。

自分に合った治療法を受けられる病院を見つけることが、
パニック障害を乗り越えるための第一歩ですね。

パニック障害になった芸能人

パニック障害に悩まされた経験のある芸能人として
知られているのは、長嶋一茂さんや堂本剛さん、
円広志さん、中川家の剛さんなどです。

みなさん明るいイメージの方ばかりなので、
意外と感じる方も多いでしょう。

また、海外では、マイケル・ジャクソンさんや
ニコラス・ケイジさんも
パニック障害に悩まされたことで知られています。

このように、芸能人には
パニック障害の症状を引き起こす人が大勢いるのです。

その主な原因となっているのは、
常に多くの人々から注目され、評価されている
ということ。

精神的に大きなストレスを感じ続ける職業である
芸能人の方々は、どうしても、パニック障害を
引き起こしやすい状態にあるということなのです。

まとめ

ストレスに弱いと感じる性格の人は、
パニック障害には特に注意が必要です。

発作が起こった時などは、大きな不安に襲われ、
ますます症状が悪化する可能性があります。

パニック障害は、その原因と症状をよく理解し、
しっかり向き合って、治療していくことが大切です。

完治して完全復帰を果たした芸能人の方も
大勢いらっしゃいますから、勇気づけられますね!

異常を感じたら、すぐに専門の病院を受診して、
治療を開始しましょう!