夏になるとプールなどに入る機会が増えますよね。
すると、『結膜炎』を起こす方が急増します。
でも、結膜炎って一体どうして起きるのでしょうか。
今日は、意外と知らない結膜炎の豆知識や、
疑問についてお答えしたいと思います!
結膜炎とは?
一言で結膜炎と言っても、
実は様々な種類があります。
- ウイルス性の結膜炎
- 細菌性の結膜炎
- アレルギー性の結膜炎
以上の3種類が、結膜炎の中ではとても多いです。
また、基本的な治療法は点眼薬となります。
ウイルス性結膜炎
ウイルス性結膜炎は、ウイルスが、あらゆる
粘膜などに付着して症状を引き起こすので、
目に限らず、鼻や喉などにも違和感を感じる
場合が多いです。
ウイルスを殺す薬はないので、基本的には、
炎症を改善する緩和薬等が処方されます。
細菌性結膜炎
細菌性結膜炎は、細菌が原因で起きる結膜炎で、
ウイルス性結膜炎との大きな違いは、
抗生剤の点眼薬が効果を発揮することです。
比較的、短期間で治るケースが多い結膜炎です。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎は、抗アレルギー剤や、
炎症を抑えるステロイドなどの点眼薬が
処方される事が多いです。
また、人には感染しない結膜炎なので、
その点では安心ですね。
結膜炎は、時間が経てば次第に良くなるものも
あれば、放置すると失明の恐れがある恐ろしい
ものまで様々です。
ドラックストアなどで市販品が売っていたりも
しますが、医師のもとで、正しい診断と適した薬を
きちんと処方してもらうことが大切です。
結膜炎の主な症状とは?
結膜炎に気がつくきっかけとして多い症状は、
- 異常な目やに
- 充血
- 目の痛み
- まぶたが腫れる
- 目のかゆみ
- 涙が頻繁に出る
このような症状が多いです。
結膜炎の合併症としてあげられる病気とは?
圧倒的に、夏に発症するケースが多いのが
『結膜炎』ですが、結膜炎の合併症として
あげられる感染症はと言うと、
- 手足口病
- ヘルパンギーナ
- プール熱
等が、あげられますね。
これらの感染症や、結膜炎は全て人に感染します。
そして、その感染力はとても強いので、
毎年数多くの人が発症して流行を呼んでしまいます。
※手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱、中耳炎に関して
詳しくご覧になりたい方はこちらをどうぞ
→ 手足口病は大人も感染する?子供のために今できる事をしよう
→ ヘルパンギーナは大人も感染する?手足口病との違いはココ!
→ プール熱は大人も感染する?症状と予防策をわかりやすく解説
→ 大人も恐い中耳炎とは?症状と対策を分かりやすく解説!
結膜炎でもコンタクトの装着は可能?
基本的に、結膜炎の症状が出ている状態で、
コンタクトは好ましくありません。
これは、どの眼科医に行っても言われることですが、
コンタクトレンズを使用している目の状態は、
ばい菌も付着しやすく、炎症も起きやすい状態です。
そのため、結膜炎を発症しているあいだは、
なるべく、コンタクトレンズではなく、
メガネを使用するように心がけましょう。
また、症状が改善されたのでコンタクトを装着したい
という場合も、専門の医師にきちんと確認してもらい、
装着の許可をもらうのが安全です。
結膜炎でも学校や会社に行っても大丈夫?
基本的に、周りに感染の危険がある結膜炎の場合は、
学校などは出席停止となります。
ただし、アレルギー性の結膜炎などの、人に感染する
心配のない結膜炎の場合は、問題なく登校が可能です。
会社に通勤する社会人の場合は、会社によって方針が
異なりますので、きちんと病院で診断された場合は、
どのような行動を取れば良いのか、
会社に確認してみるとよいでしょう。
最後に、結膜炎を予防するには
子供から大人へ。または、
兄弟間での感染も可能性が高いのが結膜炎です。
結膜炎は、非常に感染力が強いので、
家族間であろうと、タオルの兼用は避けることや、
感染している人には近寄らないのが鉄則です。
また、夏であろうと、毎日外から帰宅したら
手洗いやうがいを徹底して行ったり、プールなどに
入った後は、目の洗浄を忘れずに行いましょう。
そして、自分自身も感染してしまったら、
自宅で安静にして、感染を拡大させない努力を
怠らないようにしてください。
結膜炎は、きちんと予防と対処を覚えておけば、
そこまで恐い病気ではありません。
正しい知識を身につけて、
出来るだけ感染しない努力をしましょうね。