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ヘルパンギーナは大人も感染する?手足口病との違いはココ!

皆さんは、『ヘルパンギーナ』という病気をご存知でしょうか?

私自身は、ヘルパンギーナを2年前の夏に初めて身近で体験しました。

それまで、ヘルパンギーナという病名については聞いたことはあったものの、どのような病気か全く分かりませんでした。

これは私の周りにいる人も同じで、意外と知らない人が多いのです。

今日は、そんなよくわからない病気である『ヘルパンギーナ』について、皆さんに分かりやすくご紹介します。

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ヘルパンギーナはどんな病気?

ヘルパンギーナとは、夏に感染する夏風邪の一種で、毎年6~8月に幼児のあいだで大流行しています。

原因としては、コクサッキーAウイルスの感染だと言われており、感染すると高熱が出たり、口の中に小水疱が現れるのが特徴です。

似たような病気で、よく比較されるのが『手足口病』です。

手足口病とヘルパンギーナの一般的な違いとしては、 ヘルパンギーナの方が発熱しやすいところにあります。(後ほど詳しく説明します)

それに、ヘルパンギーナの特徴は、口の中(喉の奥)に小水疱ができるというところで、手足口病とは発疹の現れ方が異なります。

手足口病に関して詳しくご覧になりたい方はこちらをどうぞ

手足口病は大人も感染する?子供のために今できる事をしよう

ヘルパンギーナにかかるとどうなるの?

ヘルパンギーナは潜伏期間が2~5日間だと言われていて、いきなり高熱が出ることで発症するパターンが多いと言われています。

生後6ヶ月~3歳前後のお子さんが比較的多いことから、親子間でうまく症状を伝えることができず、病院で診断されて初めて、口の中の水疱により強い痛みを引き起こしている事実が発覚します。

ヘルパンギーナで一番辛いのは、乳児の場合は、痛みにより授乳もままならない事や、食事・水分が痛みで摂取できなくなることです。

対処法としては、痛みを与えるような食材は一切NGで、七分がゆのような柔らかいものを与えるのが良いでしょう。

果物調味料などは、しみる可能性が高いので控えるのが賢明です。

実際に、うちの子供も1歳になってすぐにヘルパンギーナにかかりました。

感染ルートは定かではありませんが、飛行機で旅行していた時期が潜伏期間にあたるので、人ごみで感染したのだと推測しています。

授乳ができないし、離乳食も嫌がることから、本当に苦労しました。

夜中もほとんど眠れない状態が3日間ほど続いたことを、今でも鮮明に覚えています。

手足口病とヘルパンギーナの大きな違い

先程も少し説明しましたが、ヘルパンギーナとよく間違われる病気の一つに手足口病があります。

この違いをご説明しますと、

【手足口病】

  • 平熱もしくは37~38度程度の熱が出る
  • 発疹が手・足・口に広がる
  • 【ヘルパンギーナ】

  • 39度以上の高熱が出ることが多い
  • 発疹は口の中にのみできる
  • ちなみに、ヘルパンギーナと手足口病は、どちらも子供だけでなく、大人も感染します。

    2つの病気に共通しているのは、大人になり感染すると『重篤化』しやすいというところなので、感染が疑われる場合は必ず病院を受診して下さい。

    中には、入院が必要になるほどまで重症化する方もいます。

    ヘルパンギーナの予防策とは

    ヘルパンギーナは、飛沫感染接触感染、なかには、ウイルスが便に排出されることにより感染するケースもあります。

    基本的な予防策としては、

    • 手洗い・うがいを徹底する
    • タオルなどの共用は必ず避けること
    • おむつなどの処理後はきちんと手洗いをする

    このような事が、あげられます。

    ヘルパンギーナの治療法とは

    もしも、ヘルパンギーナに感染した場合は、特に有効な治療法はありません。

    熱が高くて辛そうな場合は解熱剤で対応したり、水分補給ができない場合は点滴などの対処療法で乗り切ります。

    だいたいは発症してから1週間ほどで改善されますので、特に痛みがひどい最初の3~4日間は、お母さんも大変ですが、お子さんと一緒に乗り切ってくださいね。

    夏に多い感染症のまとめ

    ヘルパンギーナの他にも、夏に多い感染症として、

    • プール熱(咽頭結膜熱)
    • 手足口病
    • 中耳炎・外耳炎
    • 結膜炎

    などが多く見られます。

    夏はプールなどの水を介して感染するケースも多いので、感染した場合は、完全に良くなり医師の許可が出るまでは自粛するなどを心がけてくださいね。

    みんなが心がけることで、ウイルスによる感染症は減少します。

    ぜひ、一人一人が心がける努力をしていきましょう。