愛知県岡崎市の紅葉名所と言えば東公園です。
東公園には三つの大きな池があり、園内には約1,500本のモミジが植栽されています。
豊かな自然に囲まれた公園で、秋になると、一帯のイロハカエデの見事な紅葉が池の水面に映り込み、なんとも風情のある景観となります。
紅葉シーズンには『もみじまつり』が開催され、期間中は紅葉ライトアップも。
風に揺らめき、水面に映る夜の紅葉は、なんとも幻想的。
ほど近いところにある岡崎公園でも紅葉ライトアップが行われるので、岡崎の秋の夜長は、紅葉ライトアップ巡りを楽しめます。
そんな岡崎の紅葉名所の見どころやビューポイント、そして2014紅葉知っ得情報をご紹介いたします。
岡崎東公園とは?
水と緑と文化と自然に恵まれた、総合公園である岡崎市の東公園。
園内には動物園もあり、人気のゾウなどのほか、ミーアキャットなどもいることから、市外からも多くの来園者があります。
年中楽しめる、広々とした総合公園ですが、秋には公園一帯の1500本余りのイロハカエデが見事に色付いて、ことさら美しく、風情のある公園に様変わり。
池の水面に映る紅葉がことさら美しく、情緒たっぷりです。
東公園は、家族、カップル、友達同士、そしてのんびり一人でも、心ゆくまで紅葉を楽しむことのできるおすすめスポットなのです。
足延池(あしのべいけ)の浮御堂(うきみどう)や、ひょうたん池の観月橋周辺はとくに素晴らしいので、紅葉狩りの際はぜひ足を止めて絶景を満喫してください。
紅葉の見ごろ&東公園基本情報
例年、11月上旬くらいから色付き始め、11月中旬~12月上旬が紅葉の見ごろとなっています。
紅葉ライトアップ期間は、臨時の夜間営業売店も予定されています。
例年11月中旬~12月上旬、17時~21時
※詳細は公式ホームページでご確認ください。
アクセス:
名鉄名古屋本線『東岡崎駅』より名鉄バス(中央総合公園行き、もしくは市民病院行き)『東公園口』下車、徒歩約5分。
※車の場合は東名高速『岡崎IC』より1kmほど、約5分。
駐車場:
419台(無料)
岡崎おすすめ紅葉名所
岡崎市には、東公園のほかにも、岡崎公園や大樹寺(だいじゅうじ)、くらがり渓谷など、ぜひ足を運んでほしい紅葉名所がいくつかあります。
1日かけて、ゆっくり見て回るのであれば、くらがり渓谷を含めて、場所的にまとまっているスポットを効率よく回りたい、半日くらいで回りたいということなら、くらがり渓谷は省いて回るとよいでしょう。
東公園と岡崎公園は、日中の紅葉もライトアップ時の紅葉も、どちらもそれぞれ素晴らしいので、できれば両方を見てほしいものです。
今回おすすめする紅葉名所は、車でも公共交通機関を使っても回れます。
各名所には駐車場(一部有料)もありますよ。
ただし、車の場合は、紅葉シーズンには駐車場も混雑しますので、その点は覚悟をしておきましょう。
岡崎紅葉狩り堪能ルート
ルート詳細ガイド
今回のメインの目的は、東公園もみじまつりの紅葉ライトアップ。
ただ、紅葉のライトアップは〆にとっておいて、日の高い時間帯は、他の紅葉スポット巡りを楽しみます。
ということで、まずは自然の紅葉を存分に堪能できる『くらがり渓谷』へ。
ここは、徒歩の場合は名鉄『本宿駅』から、くらがり渓谷行の名鉄バスで行けます。(『くらがり渓谷』下車)
渓谷を赤や黄に染めるのはカエデやクヌギで、例年、見ごろは11月下旬。
目に鮮やかな紅葉、耳に川のせせらぎと、自然を肌で感じながらウォーキングを楽しめます。
自然の中でめいっぱい楽しんだら、次は大樹寺へ向かうのですが、向かう途中に『おかざき農遊館』という農林産物展示即売施設があるので、時間のある人は寄り道してみて下さい。
この時期の営業時間は9時~17時で、野菜や果物、肉、卵、加工品など、とにかく地元で生産された新鮮な農林産物を手に入れることができます。
寄り道が済んだら『大樹寺』です。
このお寺には、桶狭間の戦いで敗れた家康公が逃げ帰って自害を図ろうとしたところ、住職から『泰平の世を目指す』という教えを受けたことで思い留まった、という話が伝えられています。
見事な紅葉名所であると同時に、歴史的に大きな役割を果たしたお寺でもあるので、見応えがあります。
そして、次に向かうのが『岡崎公園』。
東海道きっての名城と言われた岡崎城の城址公園で、園内には家康公ゆかりのスポットが点在。
そして、秋の紅葉シーズンになると、真っ赤に色付いたモミジやカエデが園内を美しく染め、歴史を感じながらの紅葉狩りを楽しめます。
東公園同様、夜になると紅葉がライトアップされ(17時~21時)、とくに巽閣(たつみかく)南のお堀周辺のモミジは美しいのでお見逃しなく。
そして、最後は目的の東公園です。
こちらも17時から紅葉がライトアップされて、幻想的な光景が広がります。
ビューポイント、撮影ポイントとしては、足延池の浮御堂やひょうたん池の観月橋周辺がおすすめです。
お土産
岡崎公園内には観光売店があるので、どこでお土産を買おうか悩んでいたら立ち寄ってみて下さい。
売店には岡崎名物の八丁味噌はもちろん、地酒もあれば銘菓も取り揃えられています。
また、岡崎ならではの家康公グッズや、人気のオカザえもんグッズなんかもありますよ。
最後に
今回のコースは車でも徒歩(公共交通機関利用)でもOKですが、もうひとつ活用したい手段があります。
それはレンタサイクル。
観光案内所と観光売店では、なんと無料(免許証等がない場合は保証料\1,000、自転車返却時に返金)でレンタサイクルを利用することができます。
9時半から16時までで、行動範囲も限られますが、自転車で紅葉名所巡りというのもいいものですよ。
自転車なら、紅葉スポット以外にも、見どころ満載の岡崎市内観光を楽しめますので、風を切って市内巡りを満喫してください。