紅葉 紅葉

高源寺の紅葉2014の見頃は?丹波紅葉三山で大人な紅葉狩り!

aea0d3134c10d4cc6bf3eeb4709cf20a_s

兵庫県の丹波と言えばマツタケ、栗、黒豆などの特産品が有名ですが、もちろん秋のお楽しみの紅葉狩りを堪能できるスポットもたくさんあります。

中でも、青垣地区の高源寺は紅葉名所として名高く、氷上地区の円通寺や山南地区の石龕寺(せきがんじ)と並ぶ丹波紅葉三山のひとつです。

紅葉三山の他にも、岩瀧寺(がんりゅうじ)、達身寺(たっしんじ)、高山寺白毫寺(びゃくごうじ)、神池寺(じんちじ)、小新屋観音(こにやかんのん)、慧日寺(えにちじ)なども紅葉スポットとして知られており、シーズン中は観光客で賑わいます。

どの場所も、その場所ならではの趣があり、歴史と紅葉の名所として、しっとりと落ち着いた風情の中で紅葉を楽しめます。

そんな大人の紅葉狩りを楽しめる、高源寺をはじめとする、丹波の有名紅葉スポット&隠れ紅葉名所の2014年紅葉情報をご紹介します。

スポンサーリンク

高源寺とは

中国杭州で修行した遠谿(えんけい)が開創した高源寺は、臨済宗中峰派の本山です。

甲斐(山梨)の栖雲寺(せいうんじ)の東天目に対して、高源寺は、西天目と呼ばれる丹波屈指の名高いお寺です。

また、紅葉の名所としても知られ、丹波紅葉三山のひとつに数えられています。

高源寺には惣門、山門、仏殿、方丈、鐘堂、多宝塔といった建物があり、拝観受付を済ませたら惣門から中へ。

惣門をくぐると、さっそくモミジのトンネルが出迎えてくれます。

境内のカエデの多くは『天目カエデ』といって、葉は小さく、葉の切れ目が深いのが特徴で、枝が垂れ下がるとも言われます。

秋も深まる頃、この数百本の天目カエデの鮮やかな紅葉が寺社を包み込み、その見事な紅葉は毎年訪れる人を魅了。

境内の丹丘荘では、住職の手作り精進料理を味わえるというお楽しみもあります。

紅葉の見ごろと高源寺基本情報

例年、10月中旬から下旬より色付きはじめ、11月上旬には見ごろとなります。

山全体が赤く染まり、絶景です。

入山時間:8時半~16時半(17時閉門)

拝観料:大人\300、小中学生\100

アクセス:
 JR福知山線『石生駅』より車で約40分
 北近畿豊岡自動車道『青垣IC』より車で約12分

駐車場:あり

丹波の紅葉巡り

高源寺の見事な紅葉で十分満足できますが、せっかく出掛けるなら、丹波の紅葉スポット巡りを楽しんでみませんか?

高源寺と並ぶ、丹波紅葉三山の円通寺石龕寺、そして、そこから車で20分ほど行けば常勝寺首切地蔵尊といった紅葉スポットも回れてしまいます。

途中、モミジつながりで、もみじ肉(鹿)の食事を楽しむなど、モミジ三昧の一日を楽しんでしまいましょう。

円通寺や石龕寺では、11月16日(日)に『もみじ祭り』が開催され、石龕寺では『武者行列』も行われます。

当日は観光客で混雑しますが、催しに合わせて紅葉狩りの計画を立てるのも一案です。

丹波紅葉狩りドライブルート

青垣IC →(車で約12分)→ 高源寺(入山料:大人\300)→(車で約27分)→ 円通寺(入山料:大人\300)→(車で約41分)→ 石龕寺(入山料:大人\300)→(車で約20分)→ 常勝時(拝観料無料)→(車で約10分)→ 首切地蔵尊(拝観料無料)

ドライブルート知っ得情報!

青垣ICを降りたら、目的の高源寺に向かいましょう。

西天目瑞巌山 高源寺
住所:兵庫県丹波市青垣町桧倉514
TEL:0795-87-5081

こちらは、見ごろの時期には『ひと山紅葉』で真っ赤に染まり、その景色は圧巻です。

天目カエデがほとんどですが、中には山モミジのカエデもありますので、探してみて下さい。

ここで、住職手作りの精進料理を楽しみたい場合は、3~4日前までに、必ず電話で予約をしましょう(4名から)。

高源寺の次に向かうのは円通寺

こちらは、足利義満が創建した曹洞宗の名高いお寺です。

広い境内は、もみじの名勝地として知られ、上・中・下段と境内の高低差効果で、美しい紅葉の眺めを長く堪能できるのが特徴。

そして、国の重要文化財である山門の金剛力士像が圧巻の石龕寺へ。

本堂から800m山上にある奥の院が、石龕寺の発祥の地です。

もみじの中の石段や三重塔は、風情あふれる景観で、シーズン中は紅葉狩りを楽しむ人で賑わいます。

ここまできたら、常勝寺まで足を伸ばしましょう。

常勝寺は、桜と紅葉の隠れた名所と言われていて、本堂までの長い石段や、素朴な自然が心を落ち着かせてくれます。

最後は首切地蔵尊で、こちらも隠れ紅葉名所です。

山上の御堂に祀られているのは、首から上がないお地蔵さま。

ちょっと、おどろおどろしい感じはしますが、首から上の願いが叶うとされています。

合格祈願でお参りに来る人が後を絶ちませんが、ぼけ封じ病気快復などの願いも叶えてくれることで有名です。

しっかりお願いをしておきましょう。

立ち寄り休憩スポット

<もみじの里 青垣>

気軽に食事ができて宿泊も可。

その食事メニューとは、丹波名物の鹿肉(もみじ)を使った料理で『丹波鹿会席料理』『しかくぃ鍋』などがあります。

気軽に食事というのであれば、『しか幕の内』が\1000ほどとお手頃。

紅葉狩りの〆にもみじ肉というのも洒落ています。

兵庫県丹波市立ゆり山スカイパーク 葉山『もみじの里 青垣』(旧称:わらびの里 青垣)
住所:兵庫県丹波市青垣町口塩久1
TEL:0795-87-2244

<地蔵茶屋>

首切地蔵尊入口にあり、山菜ごはん付うどん定食や、日本海の魚を使ったフライなどが自慢。

季節によってはぜんざいや甘酒などもメニューにのぼり、素朴で味わい深い食事を楽しめます。

地蔵茶屋
住所:丹波市山南町谷川315-1
TEL:0795-77-2778

まとめ

見事な紅葉が目を楽しませてくれる高源寺は、丹波で紅葉狩りをするなら外せない名所です。

そして、高源寺周辺には、紅葉の名所と言われている場所が数多く点在し、その多くは歴史的な名所であったりもします。

紅葉を楽しみつつ、趣のある寺社や中に祀られている、国の重要文化財なども見学できる丹波の紅葉狩りルートは、なかなか味があり、奥深さを感じずにはいられません。

歴史を肌で感じながら紅葉を鑑賞し、そして、もみじ肉も堪能できる、ちょっと大人な紅葉狩りができるのが、この丹波なのです。

見事な紅葉を見に観光客で混雑しますが、気持ちはなぜか落ち着き、いつものレジャー感覚とはひと味違った紅葉狩りを、心ゆくまで楽しむことができます。