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自閉症の正しい理解を!世界自閉症啓発デーについて学ぼう!

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毎年4月2日は、世界自閉症啓発デー
これは、国際平和や国際協力の維持や実現を
目的とした、国際連合が定めたものです。

国際連合に加盟している、
190を超えるすべての国からの指示を得て、
2011年に生まれました。

『スペクトラムとは?自閉症の特徴と接し方にまつわる大切な話』
で紹介した、
誰もが覚えておきたい付き合い方について、

世界自閉症啓発デーでは、その大切さを、
より多くの人に伝えるべく、
さまざまなイベントが行われています。

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世界自閉症啓発デーの目的とは?

毎年行われる世界自閉症啓発デーは、
自閉症に対する理解や、協力について
考えることを目的としています。

全世界で行われている取り組みで、
当然ながら日本でも、自閉症や発達障害についての
認知活動が行われています。

現在、自閉症に対して誤解を持った人が多い
というのが、大きな課題となっています。

『何度言っても理解しない』
『話がかみ合わない』

と、違和感を与えてしまう。また、
『心の病気だからそっとしておこう』
と、間違った接し方をしてしまう…。

そして中には、
『育てる環境が良くなかったのでは?』
と、原因を追及する人もいます。

自閉症は、先天性の脳機能障害のため、
けっして、生活環境やストレスによるものが
原因ではありません。

ですが、過剰な差別をして、排他的な生活を
送るほど、生活力が困難なわけでもありません。

健常者が、きちんと正しい理解を深めていき、
社会の中で上手な協力手助けをしていけば、
一緒にすごすことができる立場の人たちです。

世界自閉症啓発デーでは、自閉症の人による作品展や、
自閉症に詳しい方たちとのシンポジウムを行い、
正しい知識を深めていく活動が行われています。

日本でもブルーライトによる光のリレーが!

日本では、4月2日から4月8日までを、
『発達障害啓発習慣』として、世界で行われている
光のリレーイベントに参加しています。

これは、世界2,000ヵ所以上で開催され、
ブルーライトで街を彩っていくことで、
普段、発達障害者の人と縁遠い人でも、
社会全体で考えていこうという
メッセージイベントになっています。

日本では、通天閣東京タワーランドマーク
ホテルオークラ神戸金沢城石川門、そして、
世界遺産にも認定されている、五箇山菅沼合掌造り
集落
などでブルーライトイベントが開催されました。

普段とは違う色を放つライトアップは、
落ち着いた癒しをイメージさせます。

発達障害の人たちも、この気持ちを常に
感じられる社会を作っていくことが大切ですね。

あの人も?自閉症をカミングアウトした有名人

実は、私たちにも身近な、テレビや雑誌、
新聞などで見かける有名人の中にも、
自閉症をカミングアウトした人がいます。

イギリスのオーディション番組で、
その歌声の美しさから、スーパースターとなった
スーザン・ボイルさんは、のちに、
アスペルガー症候群と告白。

自身が感じた人との違いを、協力的な社会で
乗り越えていきたいと語っています。

また、映画やドラマでも有名になった小説
『いま、会いにゆきます』の著者、
市川拓司さんも発達障害を告白しています。

人間関係の軋轢(あつれき)もない執筆活動で、
突然溢れだす過去の心の動きを、文字で表現して
いくのは、とても自分に向いていると話しています。

そして、数学界のノーベル賞であるフィールズ賞
受賞した、数学科教授のリチャード・ボーチャーズ
さんも、自閉症を公表しています。

世界で活躍する、さまざまな立場の人でも、
自閉症という発達障害と付き合いながら、
大きな社会貢献を果たしているのがわかります。

まとめ

いかがでしたか?世界自閉症啓発デーから
どんなことを感じたでしょうか?

誤解していた部分や、知らなかった発見、
意外に身近にいた有名人や、イベントの
ライトアップなど、色々あるかと思います。

実は、社会生活を送る人なら、誰しも、
自閉症の人と繋がりを持っている

ということが見えてきますね。