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体の芯から熱くなる!盛岡さんさ踊り2014詳細ダイジェスト

毎年8月1日から4日に行われる盛岡さんさ踊りは、
知る人ぞ知る、東北は岩手の熱いお祭りです。

昭和53年から続くこの祭りは、今年で37回目となり、
今年も街をあげてのド迫力祭りを期待できます。

『魅せる祭り』であり、
『参加する祭り』でもある盛岡さんさ踊り。

見どころ、楽しみ方、会場やアクセスなど、
余すことなくご紹介します!

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盛岡さんさ踊りとは

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出典:http://www.tohokukanko.jp/

『さんさ踊りの発祥は三ツ石伝説にある』
という説が、広く知られています。

暴れまわる悪い鬼『羅刹鬼』(らせつき)が盛岡に出現し、
里人が困り果てて三ツ石神社に祈願すると、
鬼が退散し、里人は喜んで、三ツ石の周りを
『さんさ、さんさ』と踊り回ったというのが、
さんさ踊りのはじめと言われています。

盛岡さんさ踊りは、
『来て、見て、魅せられ、加わるさんさ』がテーマで、
総勢3万5千人が参加しています。

毎年、企業や学校、町内会、同好会などの各団体が、
『サッコラチョイヤワッセ』の掛け声と太鼓の音とともに、
個性あふれるパフォーマンスを見せてくれます。

さんさ踊りのチームは、太鼓、踊り手、
笛、歌い手、鉦(かね)から成りますが、
踊り手の次に太鼓が多く、これがさんさ踊りの特徴です。

最終日には『世界一の太鼓大パレード』が行われますので、
これはぜひとも見ていただきたいものです。
『世界一の和太鼓同時演奏』で、
2007年にギネス記録にも認定されています。

盛岡さんさ踊りの気になる基本情報

開催日:8月1日(金)~4日(月)
    ※世界一の太鼓大パレードは4日(月)のみ
時間:18時~21時
会場/コース:メイン会場は盛岡市中央通会場
      (県庁前~中央通2丁目、直線約1km)
    ※雨天中止の時は盛岡市民文化ホール(マリオス)
    ※サブ会場は盛岡市民文化ホール(マリオス)と
     JR盛岡駅前の滝の広場

有料観覧席:1席/2,000円(3歳以下の膝上での観覧は無料)
      先着順
 1次販売6月2日~4日(窓口/FAXにて申し込み)
 2次販売6月9日~完売まで(窓口/FAXにて申し込み)
 ※詳細は公式ホームページをご覧ください

アクセス

車 :東北自動車道『盛岡IC』より
   盛岡市街地方面へ(約15分)
  
電車:JR『盛岡駅』より徒歩(約15分)
   
駐車場:周辺臨時駐車場利用
   (仁王小学校・桜城小学校・河北小学校・下橘中学校)

※交通規制:8/1(金)~8/4(月)
 17時~21時半まで周辺道路の交通規制あり
(17時50分~の地域もあり)

盛岡さんさ踊りの注目ポイント!

 

その1 やっぱり個性あふれるパレードが面白い

毎年、最優秀賞、優秀賞、パフォ-マンス賞、
優秀山車賞を決定していることもあり、
各団体は趣向を凝らして個性あふれる演出を
ここぞとばかりに披露してくれます。

力強さや華やかさ、面白さなど、アピールどころも
各団体で違っているので、時間を忘れて楽しめます。

近隣には大学がいくつかあり、大学生たちの
気迫あるパフォーマンスは、いつ見ても爽快ですよ。

また、去年のパフォーマンス賞を取った
『加藤家』というチーム。

全員がすててこ姿、黒ぶち丸メガネをかけた
オール加藤茶という奇抜なチームでしたが、
沿道に爆笑の渦を巻き起こしていました。

その2 最終日のグランドフィナーレは最大の見どころ!

8月4日(月)、祭りの最終日にグランドフィナーレを
飾るのは、『世界一の太鼓大パレード』です。

これは全参加団体のさんさ太鼓だけの大パレードで、
天空を突き破るほどの和太鼓のとどろきには感動必須。

太鼓は、さんさにはとても重要なもので、
各団体の約4割を太鼓が占めているというから、
全参加団体の太鼓の数ときたら…!!!

ちなみに、2007年のギネス記録に挑戦した時には、
老若男女合わせて2571人が、
息の合った太鼓演技を繰り広げました。

その3 『加わるさんさ』も忘れずに!

盛岡さんさ踊りのテーマは、
『来て、見て、魅せられ、加わるさんさ』です。
さんさ踊りの醍醐味のひとつに、
『加わるさんさ』があることを忘れてはいけません。

パレードでの一般参加は山車が目印、
そして、パレード終了後に行われる輪踊りにも
一般参加コーナーがありますので、
ぜひ、踊りに加わって楽しんじゃいましょう。

参加したいけど踊り方がわからない、という人は、
当日の17時頃から会場そばの県公会堂で行われる
練習会(無料)を利用しましょう。

難しい伝統さんさとまではいかなくても、
七夕くずし栄夜差踊り福呼踊りなら
マスター可です。

祭りの前のイベントも要チェック!

祭りの開始は連日18時からですが、
その前から街は盛り上がっています。

13時から16時まで、
JR盛岡駅前の滝の広場と盛岡市民文化ホールで、
各地の伝統さんさの競演会が行われるのです。

各地区によって振り付けや衣装に違いがあり、
踊りもまた、しなやかで女性的なものもあれば、
雄々しい男性的な踊りもあって、
さんさ踊りの奥深さに触れることができます。

縁起のいい話

さんさ踊りの『サッコラチョイヤワッセ』という掛け声。
サッコラを漢字にしてみると、『幸呼来』です。
『幸を呼ぶ』という意味で、
なんとも縁起のいい響きではありませんか。

掛け声ではありませんが、
伝統さんさのひとつの『キッキィエカッコ踊り』
『吉祈栄活呼』踊りとなります。
こちらも吉を祈って栄ある活力を呼ぶという意味。

盛岡さんさ踊りでは、街中に縁起のいい言葉が飛び交い、
みんなを笑顔にしてくれるのです。

最後に

祭りの開催期間中は、地元のカフェやレストランの多くが
店の前で臨時に軽食やビールなどを販売し、
会場に着くまでに、あちこち寄り道したく
なってしまいます。

うっかり立ち寄っていると、最初に登場する
花形のミスさんさや、さんさ太鼓連(ミス太鼓、
ミス横笛、うたっこ娘)のパレードを見逃して
しまいますので、くれぐれも気をつけて下さいね。

昨年は、来場者が前の年と比べて8万4千人も増え、
13万4千人と大賑わいでした。威勢のいい掛け声、
とどろく太鼓の音が体の芯まで響き渡り、
誰もが熱くなる祭りが盛岡さんさ踊りです。

あなたも、さんさ踊りに加わって、
一緒に『幸呼来』叫びましょう!